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古きよき学び舎
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【OLYMPUS PEN-D / AGFA vista100】

写真は京都芸術センターです。
室町通にある元明倫小学校の校舎を、極力元の施設を活かしつつ改修し一般に公開しスペースの貸し出しもしています。




京都では明治期、町衆と呼ばれる町内の有力者たちが、
子弟の教育のためにお金を出しあって小学校を建て、教師を雇い管理してきた歴史があるそうです。
詳しくは京都市学校歴史博物館のサイトにありますが、
そこで学ぶ子どもたちは、将来自分たちの町をしょってたつ人物になり、家業を継がねばならないという目的意識がはっきりあり、
教える教師たちももちろん、いい加減なことでは雇い主の町衆から解雇されもしただろうし、
新しい明治という時代に、将来をになう子どもたちを教育することへの気概も多いにあっただろうと思います。

この建物の中には、学んだ子どもたち、教えた教師たち、それを見守ってきた町衆たちの誇りが感じられて、いつも気持ちが引き締まる思いがします。

そんな真剣さを今の「べつにいいやん~」「なんとかなるやろ」世代の子どもたちに理解してほしいと思うほうが、無理なのでしょうかね~(^_^;)

実は昨日は息子の中間テストが返ってきまして、
あまりのできの悪さに雷を落としてしまいました(^_^;)
まだまだ小学生気分で遊ぶことばかり
テストだといっても勉強もしないのですからあたりまえなのですが、
分からないところを分かるように教えてくれるのが学校の先生の仕事ではないのかとふと思ったり・・・。
そんな、熱心な先生って今はいないんでしょうかね。
授業中、生徒の顔を見ない教師もいるとか・・・。
大人が、子どもたちにきちんと学ぶ環境を提供できて無いから
子どもはやればできることさえできなくなるのかもしれませんね。

芸術センターで撮った写真を見ながら、そんなことをつらつらと考えていた次第です(^_^;)
by xoanon | 2005-10-29 09:40 | 1/2★Club | ▲Top
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