人間露出計
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【OLYMPUS PEN-D / CENTURIA SUPER100】

ちくま新書の『へそまがり写真術』(柳沢保正著)というのを図書館で借りて読んでいたら、
田中長徳氏は〔人間露出計〕だというくだりがありました。
露出計などなくてもたちどころに絞りとシャッタースピードを言い当てるのだそうです。
しかもフィルム感度が変わっても調整がきくということ。!(∂▼∂)!

PEN‐Dにはセレン測光の露出計が付いていて、
明るい昼間であればたいていその露出計の示す数字にそって絞りとシャッタースピードを合わせてやれば撮れるのだけれど、
室内など暗い場所になるとなかなかあわずに露出不足のプリントがゴロゴロ出来上がることもあります(T_T)
なので、最後は自分できめなくてはいけないだけに、長徳氏の爪の垢でもいただいて、
露出の勘でも磨かねばいけないなぁ~と、思ったりしました(笑)

勘を磨くには、常に同じ感度のフィルムを使い続け、もちろんマニュアルで撮り、いっぱい失敗することしかないらいしいです(^_^;)
自分がいつもいる場所、よく撮る場所の明るさを基準にしてそこの露出を覚え、実際の撮影現場がそれより明るいか暗いか、で調整を。
もちろん、許容範囲の広いネガフィルムで、多少の失敗は助けていただくのがいいそうです。

光の量を測るというのは、距離や重さなどと違って決まった物差しがないので、わかりづらいそうです。
昔はフィルムの箱についてる露出表(今もついてるのありますね)をひとつの物差しとして、
それをベースにあとは経験と勘で撮っていたのが、オートになり、シャッターを押せば写るようになって
「光を感ずるという写真のそもそもがどこかへ行ってしまった」と、作者は書いています。

もちろん、カメラの便利な機能を上手に使って、楽に撮りたい写真を撮るのもカメラの楽しみですよね。
デジカメにはデジカメの、クラカメにはクラカメの楽しみがあるので、両方を色々使いこなせるようになりたいなぁ~って思います。
〔人間露出計〕になれたらすごいですけど、距離も目測のPEN‐D使いとしては、
〔人間距離計〕にもなりたいなぁ~とつくづく感じるこの頃です(笑)

著者の柳沢保正氏は、朝日新聞社会部デスク、ジュネーブ特派員などを経て現在はニュースキャスターとして活躍されているそうですが、
学生の頃、父親をだまくらかしてニコンSPを買わせた話や、
記者の頃、モノクロのネガを通りすがりにのぞいただけで、「レンズがカビてたな」と言い当てた同僚がいた話、
ずっと気になっていたライカとのめぐり合わせがなぜか悪くて、素直にライカ党になれずにいた話など、とっても面白い本でしたよ~(^^)
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by xoanon | 2006-02-03 18:35 | 日々のことゴト* | ▲Top
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